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強烈な煙草のニオイの正体と有効な対策について

喫煙ブース

時代の流れとともに喫煙所が年々減少傾向にありますが、煙草のニオイに悩まされている人は少なくありません。

施設や会社のオフィス内で働く人たちの中には、毎日不快な煙草のニオイに我慢を強いられながら仕事をしている人がまだまだ多くいます。

近年では受動喫煙の問題が重要視されていますが、平成27年6月に労働安全衛生法が改正され同法68条の2では以下の通り定められました。

「事業者は、労働者の受動喫煙を防止するため、当該事業者及び事業場の実情に応じ適切な措置を講ずるよう努めるものとする。」

参照:「労働安全衛生法68条」の条文はこちら

これにより、事業者はオフィスで働くすべての労働者を受動喫煙から守るための措置を講じることが義務となりました。

現在では不特定多数の人が出入りするオフィスや施設内では原則として全面禁煙となっています。

昔は喫煙者が今よりも多かったことで非喫煙者の健康被害を訴える声が取り上げられにくく、受動喫煙に対する問題意識が低い状態が長い間続いていました。

公共の交通機関や商業施設、オフィスなど、屋内外問わずどこでも喫煙できる状態が当たり前のようになっていた時代は、受動喫煙による健康被害は問題視されにくかったと言えます。

そして時代の流れとともに世界的に受動喫煙対策は大きく進んでいき、日本も世界に追従するようにタバコによる健康被害が大きく話題に上がるようになってきました。

その結果、現在では喫煙者はどんどん減少傾向にあります。(※下記引用)

※情報元:厚生労働省 国民健康・栄養調査結果の概要(図40-1)

現代では改正健康増進法で定められた受動喫煙対策を講じる義務があるので、事業者は施設内に設置された灰皿を撤去したり屋内を全面禁煙にしたりする措置を検討しなければいけません。

また、全面禁煙となると喫煙ができなくなるので屋外や屋内に専用喫煙室を設置することも必要です。

非喫煙者の健康被害を防ぎつつも、喫煙者に対して喫煙できる環境を整える配慮が必要とされます。

参考:厚生労働省 受動喫煙対策

分煙対策だけでは不完全である理由

喫煙ブース

オフィスや施設内を完全禁煙にしただけで分煙対策は完了するでしょうか。

確かに室内や建物全体を完全禁煙にすればその空間は煙草の煙で充満することはなく、健康被害は避けられそうに思います。

しかし、煙草から出る煙はニオイが強く、吸い終わった人の体や服にニオイが染みついてしまうという厄介なものです。

ニオイに敏感でない人でも、喫煙を終えた人が隣に座ったりすれ違ったりしただけでも「煙草を吸ってきたな」と気付きやすいくらい煙草のニオイは強烈です。

喫煙者や煙草の煙から発するニオイは非喫煙者からするととても不快で迷惑な存在と言えます。

喫煙者は知らないうちにハラスメント行為を行っている!?

喫煙ブース

喫煙者から放たれる煙草のニオイによって周りの人を不快にしている現状は、「スモークハラスメント」や「スメルハラスメント」に該当する可能性があります。

「スモークハラスメント(略:スモハラ)」とは煙草の煙をわざともしくは意図せず吸わせたり、喫煙を強制したりすることを言います。

煙草の煙をわざと人に吹き掛けることは当然ですが、意図しないで無意識であったとしても周りの人が不快に感じていればスモハラに該当します。

煙草のニオイ自体が嫌いな人、服や体にニオイが付くことを嫌う人もいるので、煙草のニオイを周囲に振りまくこと自体がスモハラになる可能性が高いです。

そして「スメルハラスメント(略:スメハラ)」とは、ニオイによって周囲の人に対して不快感を与えてしまう嫌がらせのことを指します。

煙草の煙のニオイがこれに該当するので気をつけたいところです。

煙草を吸う人を不快に思う理由で最も多いのは煙草のニオイ

喫煙ブース

非喫煙者1,500人に対して「煙草を吸う同僚などを不快に感じたり思ったりした経験があるか」という問いに対して、ほぼ半数が「ある」と答えています。

参考:喫煙に関する意識調査

そして、その理由の一番多い1位と2位が「煙草のニオイと煙」で不快な思いをしたというものです。

参考:わくわくT-PEC

その他では、「煙草休憩があるので休憩時間に不公平感を感じる」や「喫煙マナーの悪さ」などが上がっていますが、やはり自分の健康に対する実害がある「煙草の煙とニオイ」がダントツで多いという結果となっています。

喫煙者は普段から喫煙して煙草の煙が体や服につきやすいのでニオイに慣れてしまい気になりにくいかもしれませんが、非喫煙者の立場だとかなり不快に感じていると言えるのではないでしょうか。

このように、煙草のニオイに対する嫌悪感は喫煙者と非喫煙者で認識に差がありそうです。

「たかがニオイくらいで・・。」と思う人もいるかもしれませんが、自分に染みついた煙草のニオイで周囲の人たちに嫌な思いにさせている状態は「スモハラ」に該当する可能性が非常に高いです。

受動喫煙問題の放置は会社側のリスクになる

喫煙ブース

受動喫煙対策の例として、2018年には生駒市役所では職員に対して喫煙してから45分間は市庁舎内のエレベーターの利用を禁止としました。

エレベーター内は狭い空間で密室となるので、受動喫煙からは逃れられないためです。

生駒市役所の例のように煙草の煙の有害性や検証結果などを参考に受動喫煙から職員を守ろうとする取り組みが行われたことは、改正健康増進法の施行による意識改革によるものと考えられます。

受動喫煙が影響して健康を損なった従業員が会社を相手に訴訟を起こす例も増えているので、企業側は積極的に対策を講じる必要があります。

実際にあった事例だと、積水ハウスの社員だった女性が受動喫煙の健康被害を訴えて訴訟を起こし、判決によって会社側が女性に対して350万円の和解金を支払っています。

参考:毎日新聞

このように、裁判にまで発展してしまうと世間からの会社のイメージの悪化につながる可能性があります。

社内の労働者がすべて非喫煙者であれば良いですが、喫煙者が一人でもいる場合はすべての労働者の意見をヒアリングするくらいの姿勢が必要かもしれません。

会社のルールで禁煙を強制するのは難しい

喫煙ブース

受動喫煙が問題視される喫煙問題ですが、いっそのこと会社の敷地内をすべて完全禁煙化してしまえばすべて解決できそうにも思えます。

しかしそれだと喫煙者からの反発の声が挙がりますし、多くの従業員を抱える会社では敷地内の全面禁煙化は非常に困難です。

労働基準法の中に「休憩時間自由利用の原則」というものがあり、休憩時間については労働者の自由にさせないといけないと定められています。

なので、会社側が休憩時間中の喫煙を禁止することは労働基準法の違反になる可能性があるということです。

しかし、勤務時間中であれば従業員の健康を守るという理由であれば職場内を禁煙にすることは許されると考えられています。

参考:シェアしたくなる法律相談所

喫煙に関する細かいルールなどは会社と労働者が話し合いの場を設けていろいろな意見を参考に柔軟に決めていきましょう。

煙草のニオイの原因

喫煙ブース

タバコは元々特有のニオイがしますが、火の点いた煙草から出る煙や喫煙者が口から吐いた煙には数千種類もの化学物質が入っていることが分かっています。

参考:厚生労働省 たばこの煙に含まれる成分

その中にはアンモニアを含む悪臭の元となる化学物質が多く入っている事で、あの強烈なニオイを発するという事です。

有害物質を多く含む煙草の煙を吸い込むことが受動喫煙となり、それが原因で体調不良となり健康被害に繋がります。

最近だと火を点けるタバコよりも有害物質の発生が少ないと言われる「加熱式たばこ」が登場し、煙草は吸いたいけれど自分や周りの人達の健康が気になる層を含み人気となっています。

加熱式たばこは煙を発しない代わりに蒸気を発するのですが、その蒸気にもやはり発がん性物質など有害なものが含まれているので健康に悪いです。

参考:厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/000623066.pdf

https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/seibun.html

参考:日本呼吸器学会

そして加熱式タバコから発せられる蒸気のニオイは煙草の煙とは違う独特なニオイなのですが、こちらのニオイも強烈なので不快に思う人が多いです。

人によっては加熱式タバコのニオイの方が何倍も臭いと感じる方もいます。

加熱式タバコも健康増進法で禁じられている場所では喫煙できないので、一般的な煙草の喫煙と同じ扱いとなります。

喫煙後の煙草の口臭が元に戻るまでには45分かかる

喫煙ブース

空気の汚染度を示す「TVOC(ガス状物質濃度)」の数値は、喫煙直後は1624μg/m³まで上昇し、5分後は959μg/m³、10分後で915μg/m³、15分後では583μg/m³という減少傾向を示し、5分~10分ではほぼ汚染度が低下しないことがわかりました。

そして最終的に喫煙前の数値に戻るには45分の時間が必要なことがわかっています。

参考:喫煙後の呼気煙と三次喫煙

ということは、喫煙から45分の間は喫煙者の口から煙草の口臭とともに有害物質が出続けているということです。

頻繁に喫煙する人は一日中ずっと煙草臭い息を吐き続けているということで、オフィスなどで席が近い非喫煙者にしてみれば迷惑極まりないと思います。

煙草のニオイは服や体に付着しやすい

喫煙ブース

煙草の煙の中に含まれている細かい粒子が煙とともに空気中に浮遊しますが、その粒子の大きさは1マイクロメートル(単位:㎛)と小さいです。

1㎛は1000分の1ミリという大きさで、比較対象として、スギ花粉が30㎛、黄砂が10㎛となっています。

参考:https://www.kenpo.gr.jp/khi/contents/hoken/kinen/pdf/29_1.pdf

小さい粒子なので髪の毛や服などに容易に入り込んで付着しますが、服の繊維の中に入った粒子は吸着してしまうのでニオイが取れにくくなります。

服に付いた煙草のニオイが数日経過しても消えていなかったという経験はないでしょうか。

それは服の繊維の表面や中に煙草の煙の粒子が残っているということですが、また表面積の大きい素材ほど有害物質の吸着も多くなります。

そして服に染みついた煙草のニオイも不快に感じる方は多いので無視することができません。

身体や服についた煙草のニオイを消すにはどうするか

自分の服に付いた煙草のニオイは洗濯すれば完全に取り除くことができますが、社員であれば社服などを毎日持ち帰って洗濯するのはなかなか手間がかかります。

布製品に付着したニオイを簡易的に消すには市販されている消臭スプレーがある程度効果があり、ニオイが消えたように感じます。

しかしそれは一時的な対処法であって付着した煙草の粒子が取れるものではありませんし、逆に消臭スプレーのニオイが気になるということもあります。

高性能な空気清浄機をオフィス内に配置するということも有効ですが、オフィス内の空気を全体的にきれいにするくらいのもので喫煙者からのニオイは消せません。

また、オフィスなどでは喫煙を終えた人が近くを通るたびに喫煙者の服などから出た粒子が浮遊して自分の体や服にこびり付きます。

喫煙から戻ってきた喫煙者の全身に消臭スプレーを吹きかけるわけにもいきません。

結局、身近に喫煙者がいる状態が日常化している場合、完全に煙草のニオイなどの不快感から逃れるのは難しい現状があります。

こうした現状から、非喫煙者側ができる煙草のニオイ対策には限界があることがわかります。

喫煙ブースの導入が煙草のニオイ対策に有効

先ほど解説しましたが、喫煙を終えてから45分間は吐く息から有害物質が排出されるので、喫煙者の口から煙草のニオイを感じてしまいます。

これは防ぐことは難しいですが、体や洋服に付着する煙草のニオイは抑制することが可能です。

分煙を超えた喫煙対策と言われる喫煙ブースの利用です。

喫煙ブースはいろいろなものがありますが、例えばエルゴジャパン社製の喫煙ブースの場合、喫煙ブース内から煙やニオイを外に出さず、かつ髪や洋服にニオイが付着しない工夫がされています。

喫煙ブース内は常に煙がフィルターへ吸い込まれる仕組みとなっていて、発生したタバコの煙が体に付着することはありません。

口から発生する煙草のニオイは時間が経てば消えますが、服や髪に付着した煙草のニオイは残り続けます。

それらから臭ってくる間接的な煙草のニオイもかなり厄介ですが、喫煙ブースを導入することでニオイの付着自体を防ぐことができるので非常に有効な対策です。

一般的に喫煙ブースはダクト工事が必要であり、設置費用が高額になりますが、エルゴジャパン性の喫煙ブースはダクト工事が不要で、100V の電源があれば喫煙室が作れます。

省スペースで簡単に設置でき、低価格なので、どのオフィスにも導入しやすいのではないでしょうか。

喫煙による煙草のニオイ問題を解決させるための有効な方法の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。