クリア分煙を実現する高性能喫煙ブースの販売を手掛ける株式会社エルゴジャパンは、2023年4月に実施した非喫煙者に対する独自アンケートの結果を公開いたしました。
これは同月に行った喫煙者に対する独自調査の結果を受けて行ったものです。同じ項目に基づき非喫煙者の方に対してもアンケートを行うことより、分煙対策に対する意識や理解の差を明確にすることを目的に実施しました。なお、前回に引き続き、インターネットを活用した独自調査により、その実態をまとめました。
■喫煙者の意識調査の概要
【対象者】
東京都に住む非喫煙者605名(男性:321名、女性:284名)
※20代:40名、30代:112名、40代:111名、50代:163名、60歳以上:179名)
◇調査対象者の行動特性
まずは調査対象者の外食に関する行動特性について質問したところ、以下の結果となりました。
月に1回から3回程度と答える方が最も多く、全体の36.2%を占めました。次いで週に1~2回と答えた方が11.4%という結果となりました。
また1回あたりの支出については、3,000円未満が最も多く55.4%の割合も占めましたが、3000円~5000円未満:27.3%と高い数字を占めました。比較的高額の5,000円以上~10,000円未満:14.5%、10,000円以上:2.8%と少数の割合となりました。
食事に行く際には、1人もしくは2人が66.3%と半数以上を占めますが、3、4人というグループも27.9%と3割近くの割合を占めていることがわかります。
◇飲食店を選ぶポイント
飲食店を選ぶ際に重視するポイントについて質問をすると、以下のような回答が得られました。
飲食店を選ぶ理由としては、食事の味が最も多く78%を占めます。その次に価格が62.5%と、この2つの要素が高い比率を占めます。
一方、屋内完全禁煙であることを理由に挙げた人は、25.1%に上り、非喫煙者の一定数は完全禁煙であることがお店選びにとって必要であることがわかります。
さらに飲食店における喫煙環境についても質問をすると、喫煙室や店外喫煙などの分煙対策をしているお店を選ぶ人は16.4%に上り、完全禁煙店を選ぶ人の割合は46.4%となりました。
非喫煙者が席で喫煙できる環境によって足を運ばなくなった経験は45.5%に上りました。一方、完全禁煙に切り替えたことにより新たに足を運ぶようになった人は23.8%にとどまり、完全禁煙が新規集客にもたらす効果は限定的であることが読み取れる結果となりました。
◇喫煙に関して気になる点
グループでお店を運ぶ際の意識を知るために、喫煙者の行動として気になる点を質問したところ、以下の回答を得ました。
席で吸わないでほしいという項目が最も多く69.4%に上ります。次いで煙がかからないようにしてほしいが20%、タバコの臭いに関して気になる人が19%という結果となりました。
◇望ましい分煙環境
飲食店における望ましい分煙環境を非喫煙者の方にお伺いしました。
最も多い回答は「完全禁煙」の61.8%であり、半数以上の回答となりました。また店の外で喫煙できる、店内に喫煙スペースがあるといった分煙対策を挙げられた方も37.3%に上ることがわかりました。
■喫煙者と非喫煙者のアンケート比較からわかること
- 食事に行く頻度について
喫煙者の方が週1回以上食事に足を運ぶ人が多い傾向がある
(喫煙者 8% 非喫煙者20.7%) - 食事の支出金額について
喫煙者の方が食事に対しての支出が高額になる傾向がある
(5,000円以上の割合:喫煙者 5% 非喫煙者17.3%) - 食事人数について
喫煙者の方がグループで食事に行く傾向がある
(喫煙者3% 非喫煙者33.7%) - 飲食店を選ぶ際のポイント
・アルコールの種類 喫煙者2% 非喫煙者17.4%
・喫煙ができること 喫煙者33.4%
・屋内完全禁煙であること 非喫煙者 25.1%
喫煙者は喫煙できることへのこだわりが強い一方、非喫煙者は、完全禁煙であることを25%しか望んでいない。 - 喫煙環境について
・喫煙室がある飲食店を選ぶ 喫煙者35%
逆に、外の喫煙できる場所は12%程度しか支持されていない。
・完全禁煙を選ぶ
非喫煙者46%に留まる、又は喫煙者に気を遣っている。 - 席での喫煙について(※喫煙可能店、喫煙目的店)
非喫煙者の5%が不快な思いをしており、かつその店にはいかなくなっている傾向がみられる - 完全禁煙対応による変化
・非喫煙者のうち、8%しかそのお店を選ぶことはしない。新規のお客様獲得に十分に貢献できているとは言えない。
・喫煙者の45%が完全禁煙のお店にはいかなくなってしまった。 - 店内禁煙の配慮(非喫煙者)
・非喫煙者のうち4%は席でのタバコを快く思っていない。
・非喫煙者のうち19%が席への持ち帰りタバコを快く思っていない。 - 店内喫煙の配慮(喫煙者)
・席で吸えても、なるべく吸わないようにする5%→喫煙者が遠慮している。
・14.5%の喫煙者が、持ち帰りタバコに注意している。 - 分煙環境
・非喫煙者のうち8%が完全禁煙を望んでいる。
・40%程度の人は、分煙を望んでいる。
・喫煙者のうち85.2%が喫煙できる環境を望んでいる。
・更に、59%の人は、室内での喫煙(分煙)を望んでいる。
上記の結果から、喫煙者と非喫煙者の完全禁煙・分煙に対する意識の違いは多くみられました。完全禁煙とすることが差別化要因としてそれほど重要ではなかった点は興味深く、また完全禁煙以上に適切な分煙環境が望まれている様子も見て取れました。
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