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【導入事例】生活の一部になれているかなと思うこともあります。

導入事例インタビュー、今回は東京杉並区にお店を構える「あさぎ家」の阿佐様にお話をお伺いしました。閑静な住宅街に立地する同店舗においては、最初から分煙が重要な要素だった点、地域の人にとってのなくてはならない場所を目指したお店の在り方まで含めた選択であったことをお話しいただきました。

Q.分煙に対する取り組みについてお教えいただけますでしょうか?

当店は、2022年の10月にオープンしたばかりのお店です。当初から分煙に対する意識は強く持っていました。当店は閑静な住宅街の商店街に立地しています。商店街にはお子様や学生さんも数多く通ります。地域の皆様が散歩や買い物で目の前を多く行き来する姿は目にしておりましたので、店内禁煙にして外で煙草を吸ってもらうという考えは全くありませんでした。

Q.オープン当初から店内分煙スタイルを考えていらっしゃったのですね。

そうですね。もっといえば、近くにも煙草を吸うことのできる公衆喫煙所もないのですよ。街の雰囲気を見ても、煙草のイメージがまったくありません。ですから、店内分煙スタイルでスタートすることにまったく迷いはありませんでしたね。それは一緒にお店をやっている仲間も全く同じ考えでした。

Q.完全禁煙という選択をまったく考えなかった理由はあるのですか?

私を含め一緒に働くメンバーは全員飲食業界に長く携わってきたメンバーです。その中で煙草が客数に間違いなく影響を及ぼすことはわかっていました。これはある意味での居酒屋文化のようなものなのではないかと思っています。居酒屋に足を運び、お酒を飲みながら煙草を吸う。改正健康増進法施行以前には、それが当たり前でしたからね。やはりそれが急にできなくなることによって、お客様の足が遠のいてしまう姿は何度も目にしてきました。だからこそ、煙草というものについて、どうやって付き合っていくかは、飲食店を経営する上では重要なテーマであると思っています。

Q.分煙スタイルはどのような形を考えられていましたか?

ブース型、ボックス型の喫煙設備を考えていました。飲食経験の中で、知識として持っていた部分もありますが、やはりそれほど店舗が大きいわけでもない中で、面積を取らないというのは大きな要素でした。またその区画が独立していることも大きな要因でした。

つまり、ブースの中で煙を吸って、きれいな空気にして外に循環するということです。店内にはもちろん、店の外に煙だけが出ていくような形には絶対したくありませんでした。

私たちのお店では、お年寄りやお子様連れのご家族も数多くいらっしゃいます。ですから別途ブースを設けるだけで、煙が充満してしまっては全く意味がありません。どんな方でも安心して飲食できる空間を作りたいと思っていました。

Q.本当に地元のお客様のことを考えていらっしゃいますね。

そうですね。もちろん、立地的な要因も大きくはあります。人通りが止むことのないほどの繁華街立地とは違い、どちらかといえば住宅地立地です。となると、常連さんやご近所さんに来てもらわないと成立しないわけです。なくてはならないというか、なかったら寂しいな、そう思ってもらえるお店になりたいと思っていました。

Q.実際にお客様の反応はいかがでしょうか?

やはり臭いも気になりませんし、これがあるといいよね、という声もいただきます。

お昼を食べに来られたお客さまで、注文をして、食事が来るまでの間にブース内で煙草を吸い、食事を食べて、食後に一服する、なんていうお客様もいらっしゃいます。そういうお客様を見ていると、「生活の一部になれているかな」と思うことがあります。

私も煙草を吸うからよくわかるのですが、やはり煙草を吸える場所というのはどんどん減っているんですよね。他では気軽に吸わせてもらえない。お昼時に煙草を吸えるところなんてほとんどないのではないでしょうか。だからこそ、こういうお客様を見ると、win-winの関係ができているようでうれしく思いますね。

Q.本当に地域の一部担っている印象ですね。

ありがたいですね。自転車でちょっと寄り道、みたいな感じで来られるお客様も多くいらっしゃいますし、土日にはお子様やお年寄りも多い。GWなどの連休やハレの日にもお越しいただけています。そういう方は煙草の煙が充満していたり、臭いがする場所にはいきたくないですよね。それが感じられないからこそ、足を運んでいただけていると思っています。

Q.ありがとうございます。最後に、これからの分煙の在り方について感じるところを教えていただけますでしょうか?

世の中の流れが禁煙に向かっていることは十分理解できます。一方で煙草を吸う人は一定数いるわけですよね。そういう人ってやっぱりなんとなく居心地が悪くなってきていると思います。私自身も経験したことがありますが、ちょっと煙草を吸っていると、うちわで仰がれたり、嫌な顔をされたり。そういう風潮が強まっていることを感じるんですよね。

そんな経験があるから、煙草を吸う人は、だいぶ気を遣うようにもなっていると感じます。そんな人たちにとっても、大手を振ってというか、気持ちよく煙草を吸ってもらえる環境って大事ですよね。

もちろんそういった環境の整備は自治体が中心になるところだとは思うのですが、自治体間にも差はありますし、できること、できないこともあると思います。だからせめてうちのお店ではゆっくり煙草を吸えますよ。ということを伝えたいですね。それに煙草を吸わない方にとっても快適な環境を維持できていることも伝えたいです。

多様性が叫ばれる時代ですから、みんなにとってwin-winな関係が構築出来たらよいと思います。