喫煙者でもタバコを吸うことができる喫煙ブースは、近年さまざまな施設で取り入れられています。ただ、喫煙ブースの導入を検討している方の中には、「喫煙ブースは1人用しかないの？」と疑問に感じる方もいるはず。
実は喫煙ブースは1人用だけではなく、2人用も存在しています。当記事では2人用の喫煙ブースについて、実際の大きさや、2人でも狭くないのかなどを紹介します。
2人用の喫煙ブースとは？
お店やオフィスの規模によって異なりますが、実際に設置される喫煙ブースでよく見かけるのは、1人用が多いのではないでしょうか。コンパクトなサイズ感で受動喫煙の防止につながる他、全面禁煙とする施設が多い時代背景もあり、喫煙者にも非喫煙者にも嬉しいものになっています。
一方、場所によっては2人用の喫煙ブースを設置するところもあります。一般的に高さは1人用と大きく変わらないようですが、横幅が広くなっていることが特徴です。とはいえ幅広いスペースを必要とするわけではないため、喫煙者が多い環境では2人用の喫煙ブースが設置されていることもあります。
2人用の喫煙ブースを設置するメリット
2人用の喫煙ブースを設置するメリットの代表例には、コミュニケーションの活性化が挙げられます。現在はあまり聞かれない言葉となりましたが、「タバコミュニケーション」という言葉が存在するように、喫煙者同士のコミュニケーションは仕事のうえで重要な意味を持つのです。
実際に喫煙室でのコミュニケーションを通して新しいアイデアが生まれたり、普段は話すきっかけがない人との会話が生まれたりします。もし1人用の喫煙ブースしかなければ、そういった貴重な機会を失うことにつながります。そういった面では、1人用ではなく2人用の喫煙ブースの設置がおすすめです。
2人用の喫煙ブースの大きさは？
2人用の喫煙ブースの大きさはどれぐらいなのか確認するために、今回は都内のカフェに足を運んでみました。
お店の前には以下のように、喫煙ブースが設置されていることを示す文言が掲示されていました。喫煙者にとっては嬉しいメッセージですね。
今回訪れたカフェは、禁煙スペースと喫煙スペースが扉で分けられていました。喫煙ブースは喫煙スペースの中に設置されていました。こちらが2人用の喫煙ブースです。
スタンド灰皿を挟んで左右にそれぞれ1人ずつが入れる形です。席全体が加熱式タバコ専用室となっています。喫煙ブースは、紙巻きタバコ専用の喫煙スペースになっています。1時間ほど滞在した中で、こちらの喫煙ブースを利用する方も一定数み見られました。
ちなみに、前回の記事で紹介した1人用の喫煙ブースのサイズはこちらです。
2人用になったとはいえ、サイズが大幅に変わったようには映りませんでした。入りやすさという観点では、ほぼ変わりません。
一方、中で過ごす快適感は2人用の喫煙ブースが勝っていたように思います。1人用と比べてスペースは大きいですし、1人で過ごす際は落ち着いて喫煙ができるはずです。
なお、今回の調査で2人同時に喫煙ブースを使用する場面はなかったため、1人が使用している場面で狭くないかどうかを確認してみました。
成人男性が利用していても十分なスペースがあるので、狭さを感じることはないと言えるでしょう。程よい距離感となっているため、会話が弾むことも十分に期待できます。
まとめ
今回は2人用の喫煙ブースについて、設置のメリットや実際の広さなどをご紹介しました。
先日、1人用の喫煙ブースの取材に訪れて実物を見てきましたが、2人用になっても大幅にスペースを取っているようには映りませんでした。1人用ですと待ち時間が長くなることもある一方、2人用であれば待ち時間も短くなりますね。また、2人で一緒に吸いたいときに吸えるので、コミュニケーションの面でも意義があるものと感じました。
今後も喫煙ブースに関する取材を続けていきますので、お楽しみに！
＜この記事の取材・執筆者 西本友＞
1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。
