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【現地レポート】喫煙ブースの設置に必要なもの|注意点なども詳しく解説

喫煙環境の減少が進む現在、オフィスまたは飲食店で喫煙ブースを設置するところも増えてきました。当記事をご覧いただいている飲食店の経営者、あるいは企業担当者の中にも、喫煙ブースの設置を考えている方がいるのではないでしょうか。ただ「設置するときは何が必要なのか分からない」という声も珍しくありません。

そこで当記事では、喫煙ブースの設置にあたって必要なものをご紹介します。設置の際の注意点も解説しますので、喫煙ブースの導入を検討されている場合は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、今回は神奈川県川崎市にある【べこまる高津総本家様】に取材協力をさせていただきました。

喫煙ブースの設置には何が必要?

喫煙ブースを設置する際は、書類の提出や消防署への確認といった準備が必要な場合もあります。ここでは、喫煙ブースを設置する場合の手順を解説します。

喫煙ブースの販売会社又はメーカーへの連絡

喫煙ブースを設置する場合、法律や都道府県の条例などを確認する必要があります。

次にお示しする、ビル管理会社やオーナーへの説明、消防署への確認など、専門知識が必要になります。まずは、喫煙ブースの販売会社やメーカーにご相談することが、後の手続きを進める上でも重要であります。

タバコの煙の処理方法、ブースの大きさ、設置場所の制約、法令など、丁寧なアドバイスをしてくれる会社を見つけることが大切です。

ビルの管理会社やオーナーへの連絡

ビルの中にある店舗、またはオフィスに喫煙ブースを設置する際は、管理会社やオーナーへの連絡が必要です。設置時期や喫煙ブースの種類などを伝えておき、施工後のトラブル回避に努めましょう。喫煙ブースの販売会社やメーカーなどが、アドバイスをしてくれるはずです。

なお、喫煙ブースを設置する建物が自身の所有物であれば、連絡等は不要です。

消防署への確認

設置する場所にスプリンクラーがある場合、消防署に喫煙ブースの設置について確認を取る必要があります。

対応方法により、提出する書類は変わります。

〇スプリンクラーを喫煙ブースの天井に設置する場合

消防署提出書類:防火対象物使用開始届書、防火対象物工事等計画届出書

通常、スプリンクラーの工事業者が作成します。

〇住宅用下方放出型自動消火装置等を喫煙ブースの天井に設置する場合

消防署提出書類:基準の特例等適用申請書

喫煙ブースの販売会社やメーカーなどの専門家にご相談することをお薦めします。

〇その他の方法

喫煙ブースによっては、上記以外の方法でも、消防署の了承が得られる場合があります。専門家である、喫煙ブースの販売会社やメーカーにご相談することをお薦めします。

 

 

喫煙ブースを設置する際の注意点

喫煙ブースを設置する際には、いくつかの注意点があります。代表的な注意点は以下の3つです。

注意点1:厚生労働省のガイドラインを確認する

受動喫煙の影響が懸念される現状もあり、厚生労働省は受動喫煙防止のガイドラインを作成しています。「20歳未満の喫煙エリア立ち入り禁止」といったルールに加え、事業者が果たすべき役割も記載されているため、必ず目を通しておきましょう。

(参考:厚生労働省「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」/https://www.mhlw.go.jp/content/000524718.pdf

注意点2:お店の出入り口などに標識を掲示する

改正健康増進法で必要となる取り組みの一環として、喫煙室への標識掲示が挙げられます。店内に喫煙環境があることを喫煙者・非喫煙者のどちらにも明示する必要があるため、お店の入り口などにシールを貼っておきましょう。

また、以下のようにディスプレイで掲示することも一つの方法です。

喫煙ブースの導入事例を紹介!

ここからは、実際に喫煙ブースを導入された飲食店の経営者様に、導入までの経緯や使用感などをお伺いしました!今回訪れたのは、神奈川県川崎市にある「べこまる高津総本家」です。

東急田園都市線の高津駅が最寄り駅となります。牛タン焼きを提供する居酒屋で、看板にも「牛」の文字が大きく記されていますね。

代表取締役社長の花木内敬太様に、まずはお店の概要、ウリについて伺いました。

「当店はお肉料理を中心とした居酒屋です。ビール、レモンサワー、ハイボールなど、一般的な居酒屋と同様のラインナップをお客様に提供しています。当店のウリは牛タン焼きですね。牛タン焼きはランチからディナーまで提供していて、お客様からもご好評いただいています。

店舗周辺はさまざまな属性の方がいらっしゃるので、夜の時間帯はサラリーマンの方が多くいらっしゃいますが、カップルさんやご家族様の利用も多くあります。どの世代、性別に偏っているのではなく、幅広いお客様から利用されているお店です」


学生から大人まで幅広い世代から支持を集めている、べこまる高津総本家。喫煙ブースを導入されたのは2023年の6月からでした。

「当店がオープンしたのは2014年です。自治体の指示で喫煙・喫煙のどちらかを選ぶ必要があり、喫煙店にするとファミリーや未成年の方が入れなくなるので、まずは禁煙を選びました。

ただ、喫煙者から不評の声が聞こえてきて、少しずつ客足が遠のいていたんです。新型コロナウイルスが5類に移行してからも、喫煙可能な周囲のお店はお客さんが戻っているのに、当店はなかなか戻り切らないという現状がありました。このままではよくないと思い、喫煙環境の用意ということで、喫煙ブースの導入を検討し始めましたね。

スモーククリア以外の喫煙ブースと比較もしましたが、どうしてもサイズ感が合いませんでした。スモーククリアはサイズ感もちょうど良かったので、そのまま導入しました」


サイズ感がちょうど合ったこともあり、導入を決められた花木内様。導入の際はお金の部分が気になったと話されていますが、それでも導入の価値はあるとのことでした。

「やはり費用面は、導入にあたって悩んだ部分でした。お金をかけている以上、より集客に力を入れないといけないという感覚はあります。『このお店は吸えない』という認知を覆す販促が必要だなと感じていますね。

ただ、喫煙ブースを導入したことで、『このお店は喫煙できる』と知って入店していただくお客様は明らかに増えています。少しずつではありますが、喫煙者のお客様が増えているのは導入して良かった点です。

導入前までは、タバコを吸われるお客様は一度お店の外に出る必要があって、やはり申し訳ない気持ちがありました。今はそういった気持ちを感じることもなく、『ここで吸ってください』とお客様にお伝えできるので、喫煙ブースは居心地の良い環境づくりにも役立っていると感じます」

喫煙ブースを設置する際は、消防署への確認および書類提出などが必要な場合もあります。時間がかかるケースもあるので、設置しようか悩んでいる時は、早めに喫煙ブースの販売会社やメーカーにご相談することをお薦めします。

また、今回は導入事例も紹介しました。喫煙ブースを設置した結果、喫煙者の方が気軽に立ち寄れるようになり、居心地の良い環境づくりにもつながったと言います。喫煙環境を用意したいと考える方は、一度導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

<この記事の取材・執筆者 N.T>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。