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【現地レポート】喫煙所が減りすぎ?ないことによる弊害と喫煙ブースの有効性とは

近年、健康志向の高まりや受動喫煙防止対策の強化などを背景に、喫煙所の数は減少の一途をたどっています。「減りすぎ」とも言われる中、商業施設やオフィスビルでは、喫煙可能な場所を見つけることすら困難な状況です。

今回は、なぜ喫煙所が減っているのか、その理由や喫煙所不足がもたらす影響などを解説します。喫煙ブースの有効性も紹介するため、喫煙環境の確保を検討している企業担当者は、最後までお読みください。

「喫煙所が減りすぎ」と言われる理由

「喫煙所が減りすぎ」と言われる理由は単一的なものではなく、さまざまな要素が絡み合っています。

近年の社会情勢や健康意識の変化に伴い、喫煙者の数は減少傾向です。厚生労働省の資料によると、「現在習慣的に喫煙している者の割合」は平成23年が20.1%に対し、令和5年では15.7%となっています。

(出典:厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要」/https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf

新型コロナウイルス感染症の流行期には、感染拡大防止の観点から「密」を避けるための対策が講じられ、多くの公共スペースや商業施設で喫煙所が閉鎖・縮小されました。

また、健康増進法の一部改正により、望まない受動喫煙の防止が強化されています。飲食店やオフィスビルを代表とする屋内での喫煙が原則禁止となったことも、喫煙可能な場所を狭める要因となりました。

大阪府が実施したアンケートでは、外出時によく喫煙する場所として「路上」「公園・広場」と回答した人の約7割は、「近くに喫煙所がないから」と回答しています。喫煙所不足に悩まされる喫煙者は数多くいることがわかります。

(出典:大阪府「令和4年度 路上喫煙に関するインターネットアンケート調査結果」/https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000010/10440/41siryou2.pdf

喫煙所が減っている主な理由

喫煙所が減っている主な理由には、喫煙者のマナー、設備維持の負担といった点が挙げられます。それぞれについて解説します。

喫煙者のマナーが問題視されているため

喫煙マナーの向上は喫煙者全体の責務ですが、一部の喫煙者による吸い殻のポイ捨てや、指定場所以外での喫煙といった行為が発生しています。こうしたマナー違反は、地域住民や施設利用者からの苦情につながりやすいのです。

もちろん、マナーを守って喫煙する方も多くいます。しかし、少数派であってもマナー違反が散見されると、喫煙所設置への否定的な意見が増えてしまい、結果的に喫煙所の減少につながります。

設備維持の負担が大きいため

喫煙所の設置・維持には、清掃や吸い殻の処理、換気設備のメンテナンスなど、継続的なコストと手間が発生します。特に頻繁な清掃や衛生管理は、清掃担当者の負担になるケースが少なくありません。

これらの維持管理コストや負担が、施設管理者にとって喫煙所設置・継続の大きなハードルとなっています。

喫煙所不足がもたらす悪影響

喫煙所不足はさまざまな悪影響をもたらします。今回は、オフィスとホテル・飲食店の2つのケースに分けて紹介します。

オフィスの場合

オフィスビル内や近隣に喫煙所がない場合、従業員は喫煙のために移動する必要があります。喫煙休憩のために移動が必要となると、それだけで負担を感じ、ストレスを抱いてしまうでしょう。

また、天候によっては移動すら難しい状況も考えられます。その場合は喫煙ができないため、より強いストレスや不満の蓄積につながりかねません。

加えて非喫煙者は「タバコ休憩で得をしている」といったように、喫煙者に対する嫌悪感を抱くケースがあります。喫煙者・非喫煙者のどちらにとっても、喫煙所不足は悩ましい問題です。

ホテルや飲食店の場合

飲食店で喫煙環境がなければ、隣のお客さんがタバコを吸うこともあり得ます。タバコのニオイや煙に不快感を抱く非喫煙者の場合、「お店を出たい」と思うほどの心情になるでしょう。

また、ホテルでは禁煙の部屋でタバコを吸う人が現れるなど、施設にダメージが及ぶ可能性もあるのです。

喫煙者の目線から考えても、タバコを吸えないお店やホテルは除外の対象になります。そのため、売上に影響することも考慮しなければなりません。

喫煙所不足だからこそ導入したい「喫煙ブース」

喫煙所不足という現状において、喫煙者と非喫煙者の双方のニーズを満たす、より現実的な解決策として「喫煙ブース」の導入が注目されています。

喫煙ブースは従来の喫煙所と比較して、省スペースで設置可能です。高度な換気・集煙システムを備えているため、室内の空気環境を清潔に保ち、受動喫煙のリスクを大幅に低減できます。

これにより、喫煙者は快適な喫煙環境が提供され、非喫煙者は受動喫煙の心配がなくなるのです。

基本的な設置の流れとして、まずはブースのサイズといった要件定義を実施し、設置に関する細かな部分を決めていきます。その後、見積もり等を実施し、契約を経て設置に至ります。

業者によっては設置からアフターメンテナンスまで、一貫してサポートするところもあるため、詳細は業者に確認しましょう。導入時のチェックポイントなどは、以下の記事で解説しています。

【現地レポート】喫煙ブースを購入する際のチェックポイント、注意点などを解説!

喫煙マナーの現状、喫煙ブースの有効性を取材!

ここでは、喫煙マナーの現状と喫煙ブースの有効性について、取材内容を基に解説します。

まずは喫煙マナーの現状です。先日、大阪のとある場所を歩いていたところ、ご覧のような状況になっていました。

比較的多くの人が集まる場所ではあるものの、決して見過ごせないほどのポイ捨てが見られました。あくまで上記の写真は一部であり、実際にはもっと多くの吸い殻が捨てられていたのです。

このような事態になる理由は、喫煙可能なスペースがないことも当然あるはずです。そこで、喫煙ブースが設置されているお店ではどうなっているのか、複数店舗を訪ねてみました。

1つ目は大阪、梅田周辺にあるカラオケボックス店です!

人通りも非常に多く、常に活気で溢れているエリアです。

阪急電車の周辺に目的地のお店があるとのことで、少し歩いていくとたどり着きました!

全国的にも有名なお店ですね。受付を済ませて歩くと、少し大きめの喫煙ブースがありました!

開店直後だったため、灰皿は非常にきれいな状態に保たれていました。また、大きさを考えると2人で吸うこともできる広さです。

カラオケボックスは密室だからこそ、仮に喫煙可能でも、ボックス内で喫煙するのは気が引けますよね。とはいえ外に移動するのも負担につながるため、店内で喫煙ができるのは、喫煙者にとって嬉しいのではないでしょうか。

続いてもう1店舗は、同じく梅田エリアのカフェです!今度は駅の中を歩いていきます。

約5分ほど歩くとカフェを発見!大阪駅からそれほど遠くない距離にあるため、足を運んだ方も多いのではないでしょうか。

店内に入って奥に行くと、こちらにも大きな喫煙ブースがありました!入店時から多くの人がいた中、早速利用されている方を見かけました。

また、私が滞在した30分の中でも、ご覧のように入れ替わりで利用する方が多くいたのです。

大阪の中心部でタバコが吸えるカフェは、喫煙者にとって貴重な存在と言えるでしょう。また、喫煙ブースがなければ、今回タバコを吸われていた方が他店に流れていた可能性もあります。

喫煙ブースを設置することで、分煙を実現しつつ、お店の売上にもいい影響を期待できます。

まとめ

喫煙所不足は、オフィスにおける従業員のストレス増加や、ホテル・飲食店におけるクレーム発生リスクなど、喫煙者と非喫煙者の両方に悪影響をもたらす可能性があります。そのため、何かしらの対策が求められているのです。

そこでおすすめの方法は、喫煙ブースの導入です。省スペースで設置できる上、高い性能により分煙を実現します。施設全体の快適性向上と、多様なニーズへの対応という観点から、非常に有効な一手と言えるでしょう。

喫煙ブースの導入を検討する際は、業者に問い合わせてみることをおすすめします。

 

<この記事の取材・執筆者 N.T>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。