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【現地レポート】分煙キャビンとは?タバコのニオイを抑える効果はある?

2020年4月に改正健康増進法が施行され、分煙に対する世間からの関心度が高まっています。喫煙そのものへの逆風も強まっている中、分煙を進めるために「分煙キャビン」を設置するところが増えているのです。

そこで当記事では、分煙キャビンとは何か、概要と設置のメリット・デメリットなどを紹介します。本当にタバコの臭いを抑える効果はあるのか、現地で取材した内容もお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください!

分煙キャビンとは?分煙対策に関する現状も紹介

分煙キャビンとは、分煙を実現させるために設置するブースのようなものです。喫煙専用室と混同されることも多いですが、喫煙室は工事が必要になる一方、分煙キャビンはブース設置のため工事が不要です。

改正された健康増進法が2020年4月から全面施行され、屋内で喫煙する際は喫煙室の設置が必要となりました。

(出典:厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙」/https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/

また、あるアンケートでは、非喫煙者が飲食店を選ぶ際の基準に「完全禁煙であること」を挙げる人が約25%にのぼることが分かりました。

(出典:株式会社エルゴジャパン「非喫煙者に聞く飲食店の分煙対策に関する意識調査~喫煙者との認識の違いに迫る~

しかし、現在もなお分煙対策を取り入れていない飲食店は決して珍しくありません。一概には言い切れませんが、「分煙対策を進めるためには工事が必要」と認識されている可能性もあるでしょう。そういった手間もかからず、コストを抑えて分煙対策を進めたい企業や飲食店から選ばれているのが、分煙キャビンなのです。

分煙キャビンを設置するメリット・デメリット

分煙キャビンの設置にはメリット・デメリットの両方があります。ここではそれぞれの内容を紹介します。

まず、設置の主なメリットは以下の通りです。

 

・健康への貢献

・法令遵守の姿勢をアピールできる

・飲食店などは、売上、利益のアップ

・あらゆる面でのコスト削減

・スムーズな設置が可能

・会社やお店のイメージ向上

分煙キャビンを設置して分煙対策に取り組むことで、非喫煙者の受動喫煙を防止できます。その結果、喫煙者も非喫煙者も安心して過ごせるうえ、非喫煙者の健康面も守ることが可能です。コンパクトながら高い性能を誇っているため、衣服に煙がないことはもちろん、ウィルスも除去できます。

また、喫煙者が遠くの喫煙所に行く時間が短縮され、効率が上がり、結果として時間やコスト削減になります。飲食店では、売上アップ、利益アップになります。スペースの活用によって賃料を節約できたりなど、受動喫煙の観点以外でも多数のメリットが存在します。デッドスペースをうまく使えば、最短2.5時間で設置が完了するのです。

喫煙者だけではなく、非喫煙者からのイメージ向上も、分煙キャビンを設置するメリットの一つです。タバコを吸える環境を用意しておけば、喫煙者と一緒に非喫煙者の来店も期待できるでしょう。

一方、デメリットもいくつかあります。

・導入に際する費用の発生

・お店の雰囲気にマッチするか検討が必要

・利用できる人数の制限

長期的なコスト削減を期待できる一方、導入にあたっては初期費用が発生するため、まとまった費用が必要になる点はデメリットと言えるでしょう。内部排気の面でランニングコストが発生するので、金銭面で導入のハードルを感じる可能性があります。

そのほか、喫煙ブースの色やデザインが、お店の雰囲気にマッチするかも考えなければなりません。コンパクトなサイズである反面、駅などに設置されている喫煙室と比べると、利用できる人数に制限もあります。

ただ、現在はレンタルプランを提供する企業もあるので、まずはレンタルで始めることもできます。分煙キャビンはコンパクトなサイズ感となっており、「想定した以上にスペースを取らなかった」というケースも少なくありません。設置できるかどうか気になる際は、販売担当者と相談することもおすすめです。

分煙キャビンは本当にタバコのニオイを抑えるの?

ここまで分煙キャビンの概要などをお伝えしてきましたが、本当に効果があるのかどうか、疑問に感じている方もいるはずです。そこで今回は京都のカフェに足を運び、分煙キャビンの効果について現地調査をしてきました!


烏丸駅で下車し、京都らしい街並みを歩いていくと、誰もが知っている有名なカフェに辿り着きました。


店内はご覧のような雰囲気です。全体的に落ち着いた雰囲気の中、画面左にあるのが分煙キャビンです。まったく違和感がなく、店内に溶け込んでいるように映りました!


実際にブースの中に移動してみたところ、これまでの調査ではなかった張り紙が見られました。このお店では加熱式タバコのみ利用が可能で、紙巻きタバコは吸えないようになっているのです。


少し読みづらくなっていますが「煙は壁側へ」と書かれており、煙がキャビンの外に出ないよう、喫煙者に向けたメッセージが書かれています。


店内に入った段階で、一人のお客さんが電話をしながら分煙キャビンを利用していました。その方が出るのを待ってから、すぐに喫煙ブースの中に入ってみました。時間にして30秒も経っていないうちに入りましたが、ニオイはまったくしませんでした!

タバコのニオイを苦手に感じる方は多いはずですし、私もそのうちの一人です。それでも、分煙キャビンのおかげであっという間にニオイが消えているのだと感じました。

ちなみに、扉の前には木の衝立を挟んでお客さんが座っていました。


ただ、そのお客さんもニオイを気にするような素振りはなく、快適にビデオ通話を楽しまれていました。


このスペースで喫煙者・非喫煙者のどちらにとっても嬉しい環境が作れる分煙キャビン。ぜひ導入が進んでもらいたいものですね!

おわりに

さまざまなところで導入が進んでいる分煙キャビンは、今後ますます設置する場所が増えていくでしょう。設置するスペースが必要というデメリットもありますが、従業員の健康を守る、コミュニケーションが促進されるといったメリットも多くあります。

実際に分煙キャビンを利用した後、タバコのニオイはまったく気になりませんでした。購入のハードルが高いと感じる場合は、レンタルという選択肢もあるので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。

 

この記事の取材・執筆者 西本友>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。