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【現地レポート】喫煙ブースはオフィスの分煙対策におすすめ?設置のメリット・デメリットも紹介

あらゆる場所で分煙対策が求められる現在、どのようにして対策を進めれば良いのか、方法や費用面で悩む企業経営者の方は多いはずです。そのような状況の中、少しずつ導入が進んでいるのが喫煙ブースです。喫煙室と異なり工事が不要で、簡単に設置できることから選ばれています。

今回は、喫煙ブースがオフィスの分煙対策におすすめなのかどうか、設置のメリット・デメリットも交えつつ紹介します。分煙を進めたいと考えている企業経営者などは、ぜひ当記事で導入の可否を判断してみてください。

【結論】喫煙ブースはオフィスの分煙対策におすすめ!

結論からお伝えすると、オフィスで分煙対策を進める際、喫煙ブースは非常におすすめと言えます。オフィスでの受動喫煙防止対策は事業者の努力義務であり、喫煙ブースを設置することで具体的な対策ができるからです。

厚生労働省が公表した資料によると、平成27年の時点で「オフィスでの受動喫煙防止対策は事業者の努力義務」と記されています。労働者の健康の保持促進を図るため、資本金や従業員の数にかかわらず対策が必要となるのです。

(出典:厚生労働省「職場での受動喫煙防止対策に係る関係法令の概要」/https://jsite.mhlw.go.jp/wakayama-roudoukyoku/var/rev0/0112/1808/20156199958.pdf

それでも、これまでは努力義務の範囲にとどまっていたため、対策ができていなくても罰則などはありませんでした。しかし、2020年4月1日より全面施行された改正健康増進法により、義務に違反した際は指導・命令が入ったり、場合によっては罰則が課されたりするケースもあるのです。

(出典:厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙。」/https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/point/

現在は「非喫煙者のみ採用」といった企業も増えていますが、できれば喫煙者に対する配慮も実施したいですよね。そういった際、以下のようなコンパクトなサイズ感で分煙を実現できるのが喫煙ブースです。

喫煙室のように設置にあたって特別な工事を必要とせず、少しのスペースがあるだけで喫煙者がタバコを吸う空間を提供できます。費用は喫煙ブースを販売する企業によって異なるものの、レンタルプランを展開するところもあるので、気になった際は販売先のホームページなどを確認してみましょう。

オフィスに喫煙ブースを設置するメリット・デメリット

オフィスに喫煙ブースを導入することにはメリットがある一方、デメリットも少なからず存在します。それぞれ確認していきましょう。

【メリット1】喫煙者が気兼ねなくタバコを吸える

喫煙者の中には、タバコを吸うことで周りの人に迷惑をかけていないか気にする人も多くいます。しかし、喫煙ブースがあればそういった心配もなく、喫煙者はタバコを吸うことが可能です。

【メリット2】非喫煙者がタバコの臭いや煙を気にしなくて済む

タバコを吸わない方からすると、「タバコの臭いや煙が嫌だ」と感じる人は少なくありません。受動喫煙の影響も見過ごせなくなっており、この傾向は今後さらに強まることが予想されます。

ただ、喫煙ブースは吸引力の強さも魅力の一つで、煙や臭いが外に漏れることはほとんどないため、非喫煙者がタバコの臭いや煙に悩まされるケースも少なくなるでしょう。

【デメリット1】喫煙室に比べると大人数での利用が難しい

喫煙ブースには1人用だけでなく、2人用や4人用といった種類があります。とはいえ、以下のような一般的な喫煙室に比べるとサイズ感は劣ってしまうため、大人数での利用が難しいケースも珍しくありません。


※喫煙ブースの種類に関する記事は以下をご覧ください。

【現地レポート】喫煙ブースは1人用だけ?平均の使用時間も調査!

【デメリット2】初期投資が必要になる

喫煙ブースの費用は販売会社によって異なりますが、導入にあたっては数百万円といった値段が設定されていることもあります。そのため、やや思い切った初期投資が必要と言えるでしょう。まとまった費用の用意が難しい際は、レンタルを検討するのも一つの手です。

喫煙ブースを導入されている企業様に突撃取材!

ここまで、喫煙ブースがオフィスにおすすめであることを紹介しました。ここからは導入事例として、喫煙ブースを設置されている企業様に出向き、導入に関するお話を伺いました!

今回訪れたのは、東京都千代田区の九段下駅近くに本社を構える「株式会社三木森」様です。

非常にきれいなオフィスの中に入ると、加藤宏亮様が出迎えてくださいました。

まずは会社概要について、どういった事業を展開されているのか伺いました。

「主にECサイトで商品を販売する事業が中心となります。ただ、それだけではなく時計販売や携帯電話の中古の買取販売なども始めており、ECを中心にこれから新しい挑戦を続けていこうという段階です」

すでに加藤様が入社された段階で、喫煙ブースは導入されていたとのこと。導入の理由にはオフィス周辺の環境が挙げられると話します。

「弊社が位置する北の丸スクエアには、喫煙できる場所がなかなかありません。とはいえ社内にはタバコを吸う従業員もいますから、そういった従業員の悩みを解消するべく、導入を決めたと思いますね。

現在はタバコを吸っていませんが、かつては私もタバコを吸う一人でした。喫煙環境がないことのストレスはよく分かっているつもりです」

以前は喫煙者だった加藤様。喫煙ブースがあることで、社内にもいい影響があると考えています。

「自分はタバコの匂いは気になりませんが、やはり非喫煙者の従業員の中には、タバコの臭いや煙が苦手という人がいます。喫煙ブースのおかげでタバコの臭いや煙がほとんど外に漏れないので、分煙が実現できているのは素晴らしいことだと思います。

それから、喫煙ブース内での会話が生まれることも嬉しいですね。やっぱり喫煙者同士のコミュニケーションってあるし、そこでしか話せないこともあるはずなので。今は4人用の喫煙ブースを導入していて、従業員同士が会話をする場面も見受けられます」

最後に、導入にあたってのポイントなどを伺いました。

「当然ですが費用は発生するので、その点はよく考える必要があるでしょうね。それから、吸い殻を捨てるゴミ箱はブース内に設置することをおすすめします。

たとえブースを出た近くにゴミ箱を置いていても、吸い殻が積み重なると臭いの漏れにつながりかねません。非喫煙者の人がゴミを捨てようとしたときに吸い殻がたまっていると、その臭いを嫌に感じる可能性もあります。ですので、ブース内に専用のゴミ箱を設置されると良いかと思います」

当記事では、喫煙ブースをオフィスに導入するメリットやデメリットに加えて、実際に導入されている企業様の事例も紹介しました。

分煙対策の必要性が高まっている現在、喫煙ブースの導入は非常におすすめの対策方法と言えます。もちろんデメリットもありますが、それを補って余りあるメリットがあるので、分煙環境を実現させたい企業担当者の方は、まずは問い合わせをしてみるのもおすすめです。

 

<この記事の取材・執筆者 N.T>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。