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【現地レポート】喫煙BOXは喫煙ブースと同じもの?喫煙室との違いから実物の写真まで!

近年は喫煙できる環境が減少しており、喫煙者にとっては肩身の狭い状態が続いています。そんな中、屋内での喫煙を可能にする喫煙BOXや喫煙ブースが、飲食店などでよく見られるようになりました。ただ、「喫煙BOX」「喫煙ブース」など似たようなものが多く、違いについて分かりにくさを感じる人も多いはずです。

そこで今回は、喫煙BOXと喫煙ブースは同じものなのか、それぞれの概要などを解説します。実物の写真も記事内に掲載しておりますので、喫煙ブースの導入に関心を持つ方は、ぜひ最後までご覧ください!

喫煙BOXと喫煙ブースは同じ?

喫煙ブース

結論からお伝えすると、喫煙BOXと喫煙ブースは同じものと考えていただいて構いません。呼び方は異なりますが「喫煙ができるブース型の設備」という点で共通しています。

あくまでBOX(ブース)であるため、以下のようにコンパクトなサイズ感になっている特徴があります。

喫煙ブース

このような喫煙BOXや喫煙ブースは、飲食店またはオフィスで設置されることが増えました。理由として、喫煙環境を求める喫煙者と、タバコの煙やニオイを避けたい非喫煙者の共存が挙げられます。

分煙の重要性が叫ばれている現在ですが、今もなお分煙対策がされていない飲食店などは珍しくありません。そういったお店は、喫煙者からは喜ばれるものの、非喫煙者からすると避けたいお店となってしまうのです。

ここで確認したいのが喫煙率です。喫煙率の減少はここ数年大きな話題となっていますが、厚生労働省が発表した2022年国民生活基礎調査によると、たばこを吸う人の割合は男性で25.4%、女性で7.7%でした。

(出典:厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」/https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/04.pdf

人口の過半数以上がタバコを吸わない時代の今、喫煙者と非喫煙者の両方が安心して過ごせる環境を用意することは、飲食店やオフィスにおいて必須と言えるでしょう。以上のような背景から、喫煙BOXや喫煙ブースは重宝されています。

喫煙BOXと喫煙室は異なるものである

喫煙BOXと喫煙ブースは同じものと説明しましたが、喫煙BOX(ブース)と喫煙室は異なるものです。

喫煙BOX(ブース)は基本的に屋内に設置する一方、喫煙室は屋内のものもあれば、屋外に設置するものもあります。また、屋内喫煙所は以下の4つに分類され、飲食可能かどうかといった点で違いがあるのです。

・喫煙専用室
・指定たばこ専用喫煙室
・喫煙目的室
・喫煙可能室

そのほか、喫煙室を設けるためには排気工事やダクト工事などが必要になりますが、喫煙BOX(ブース)は大掛かりな工事が不要です。「喫煙環境を用意したいけど大幅なスペース確保は難しい」という場合は、喫煙BOX(ブース)の設置がおすすめと言えるでしょう。

喫煙BOXが今後増えると考えられている理由

時代の変化も相まって、今後はさらに喫煙BOXが増えると予想されています。

実際のところ、2021年に開催された東京オリンピックの準備段階において、WHOの事務局長から「喫煙の完全禁止を実施する要請」がされていました。厚生労働省の資料では、「日本は屋内全面禁煙義務の法律がなく、受動喫煙防止に関する取り組みとしては世界最低レベル」との評価を受けていたのです。

(出典:厚生労働省「受動喫煙防止対策徹底の必要性」/https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000172629.pdf

2020年4月1日には改正健康増進法が施行され、国をあげて受動喫煙防止に取り組む姿勢が鮮明となりました。まだ対策が十分に行われていない部分も見られますが、「喫煙者と非喫煙者の共存」という観点から、将来的な対策は間違いなく必要と考えられます。

上記のような背景を理由に、喫煙BOXの増加が予想されるのです。

喫煙BOXが設置されているお店に取材を敢行!

今回は、喫煙BOXが設置されているお店を訪れ、どのように活用されているのかなどを調べる取材を敢行しました!初めに訪れたのは東京の渋谷周辺です。

平日の夕方〜夜の時間帯に足を運びましたが、駅周辺は非常に多くの人で溢れていました。今回訪れるお店があるSHIBUYA109に向かいます。

SHIBUYA109の中に入って少し歩くと、取材対象のお店がありました!非常に有名な飲食店ですので、一度は足を運んだ方も多いのではないでしょうか。

夕方過ぎまではカフェ、夕方以降は酒場というスタイルで運営するお店です。店内には幅広い世代の方が滞在しており、賑わっていました。

こちらのお店は、入店する際に喫煙の有無を利用客に尋ねており、喫煙者には喫煙できるスペースを案内していました。そして、喫煙可能のスペースに設置されていたのがこちらの喫煙BOXです!

喫煙ボックス

黒を基調にしたBOX型のブースですね。中はご覧のようになっていて、派手さを感じるデザインでもないので、お店の雰囲気を損なっているようには感じません。そのため、「お店の雰囲気に合うかどうか心配」という場合も、問題なく導入できるのではと感じました!

そしてもう1店舗、今度は東京の大崎周辺を訪れました。飲食店やオフィスが多数入っている建物の中に、喫煙BOXを設置するお店があるようです。

茶房ということもあり、外観の時点で落ち着いた雰囲気が伝わってきます。

店内も以下のように洗練された空間なのですが、こちらの写真の中に喫煙ブースがあります!写真中央の白い板の後ろに黒いものが映っていますが、こちらが喫煙BOXです。

おそらくこちらのお店では、店内の見栄えを意識して喫煙ブースを隠すようにしているのかもしれません。

喫煙ボックス

これまでのお店と異なり、中にはイスが設置されていました。

こちらの喫煙ブースは2人用となっているので、1人が利用しても十分な広さがありました。


今回、2つのお店を訪ねて感じたのは、喫煙ブースは飲食店やオフィスに馴染みやすいということです。もちろんデザインは販売する企業によって異なりますが、お店の雰囲気を壊さないように設計されているので、飲食店やオフィスへの導入でも安心です。

喫煙環境を整えたいと考えている場合は、喫煙ブースの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

当記事では、喫煙BOXと喫煙ブースの違いや、喫煙BOXを設置するお店への取材といった内容をお届けしました。

今後ますます導入が増えると予想される喫煙BOXは、喫煙者・非喫煙者のどちらにとっても嬉しい設備です。ただ、導入に際してはメリットだけでなく注意点もあります。より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

 

↓併せて読む

【現地レポート】喫煙ブースの設置に必要なもの|注意点なども詳しく解説

【現地レポート】喫煙ボックスとは?健康増進法との関連や非喫煙者への配慮も

 

<この記事の取材・執筆者 N.T>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。