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【現地レポート】喫煙ブースとはどのような設備?重要性から費用感まで

2020年4月1日に改正健康増進法が全面施行されてから、まもなく4年を迎えます。法改正に対する対策が進んでいないところもありますが、飲食店やオフィスで喫煙ブースが設置されているケースも珍しくありません。今後、喫煙ブースの導入はますます進む可能性があるのです。

今回は、喫煙ブースの施設概要に加えて、重要性から費用感までを紹介します。喫煙ブースの導入を検討されている場合は、ぜひ当記事を最後までお読みいただき、参考にしてください。

喫煙ブースの概要

喫煙ブースは「屋内」と「屋外」の2種類に分けられます。中でも屋外の喫煙ブースは、以下のように数多くのタイプがあります。

・パネルタイプ

一般的なタイプです。シンプルな構造となっており、安全性を重視したうえで設置できます。外からは顔が見えない形であるため、周囲の目も気になりません。

・格子タイプ

周囲が格子状になっているタイプです。パネルタイプに比べると風通しがよいため、ブース内にタバコの煙がたまりにくくなります。

・ドーム型タイプ

ドーム型タイプは、デザイン性の高さが特徴です。一見すると喫煙所には見えないものもあり、落ち着いた空間でタバコを吸うことができます。

喫煙ブースの設置基準は、屋外よりも屋内のほうが厳しくなります。とはいえ、屋内で喫煙ブースを設置するところも数多くあるため、設置を考える場合はメーカーに相談してみましょう。

喫煙ブースが求められている理由

喫煙ブースが求められている理由には、飲食店またはオフィスにおける「受動喫煙の防止」が挙げられます。厚生労働省が発表した資料によると、受動喫煙が起因となって死亡した人の数は、1年間で約15,000人にのぼるというデータが示されました。

また、15,000の約半数は職場がきっかけとなっており、男性より喫煙率が低いとされる女性のほうが、死亡者数が多かったのです。

(出典:厚生労働省「職場における受動喫煙防止のために」/https://jsite.mhlw.go.jp/shiga-roudoukyoku/content/contents/000962272.pdf

実際、タバコの先端から出る副流煙には有害成分が多く含まれています。たとえ本人がタバコを吸っていなくても、煙を吸い込むことで人体に影響が出ることがわかります。こういった受動喫煙を減らすために改正健康増進法が全面施行されました。

受動喫煙を防ぐためには全面禁煙が理想的です。しかし、一定数存在する喫煙者にとって、全面禁煙はあまりに厳しい処置と言えるでしょう。喫煙者を見捨てないための方法が分煙であり、分煙を実現する手段が喫煙ブースの導入なのです。

喫煙室の設置よりもはるかに手軽に設置でき、なおかつ喫煙者と非喫煙者、両方が共存できる環境を用意できる喫煙ブースは、今後のニーズも高いと予想されます。

喫煙ブースの費用感について

喫煙ブースの費用に決まった相場はなく、メーカーごとで値段も異なります。屋内・屋外のどちらに設置したいのか、何を重視したいのかによって値段が変わるため、まずは設置したい喫煙ブースの詳細を決めましょう。

費用が決まる大まかな要素として、喫煙ブースのサイズ、およびメンテナンスの頻度などが挙げられます。1人用や2人用などのコンパクトなサイズに比べると、4人用やそれ以上の大きさの喫煙ブースは、費用が高くなる可能性があります。

また、喫煙ブースを長く使い続けるために、メンテナンスは欠かせないものです。自社でのメンテナンスも必要ですが、時にはメーカーによる確認も重要となるでしょう。どの程度の頻度でメンテナンスを依頼するのかによって、費用が変わることがあるかもしれません。

とはいえ、具体的な費用を知りたい場合、まずはメーカーに問い合わせることが先決です。基本的にメーカーに問い合わせれば、担当者が親身になって相談に乗ってくれます。疑問点などを解消した状態で、喫煙ブースの設置を検討することがおすすめです。

喫煙ブースが設置されているお店に潜入取材を敢行!

今回は、屋内に喫煙ブースを設置するお店に潜入取材を敢行しました!果たして喫煙ブースは本当に役に立っているのかなど、現場で感じたことをお伝えしていきます。

まず伺ったのは、東京都内にあるたこ焼き屋さんです。全国的にも有名なチェーン店で、たくさんの店舗数があります。

駅から降りて少し歩くと、喫煙ブースが設置されているお店を発見しました!時間はお昼の12時ということで、ちょうどランチタイムの時間。多くのお客さんが足を運んでいました。

店内に入って少し進んだところに、喫煙ブースがありました!

もう少し近づいて見るとこんな感じです。大きさ的には2人まで同時利用できるものと思われます。

1人が入っても十分なスペースがありますね。喫煙ブースを販売するメーカーによってデザインは異なりますが、黒をベースにしているため、変に目立つということはありません。

食事の後に一服したい喫煙者にとって、喫煙ブースは非常にありがたい存在です。さらにもう一店舗、潜入取材を実施しました。もう一店舗も東京都内にあるカフェです。

誰もが知っている有名なカフェですね。お店の大きさ的には中規模で、近くに大きなオフィスビルがあることから、会社員の利用が目立ちました。

店内は喫煙ブースの設置だけでなく、喫煙者向けのスペースが別途用意されているという充実っぷり。喫煙者からすると、喫煙ブースを利用しなくてもタバコを吸うことができます。

しかし、なぜそのようなお店が喫煙ブースを設置しているのでしょうか。改めて詳しく見てみると、吸うタバコの種類が関係していました。

加熱式タバコは加熱式タバコ専用室で、紙巻タバコは喫煙ブース内でという区分をしているのです。紙巻タバコは煙が発生するため、喫煙ブースの吸引力で煙が充満しないように配慮していることがうかがえます。

店内は写真撮影が難しいほど多くのお客さんが滞在していて、喫煙スペースを利用する方も散見されました。喫煙者を排除するのではなく、喫煙者と非喫煙者が共存できる環境を整えると、誰もが安心して過ごせるでしょう。

まとめ

今回は、喫煙ブースの概要や費用感に加えて、実際に設置されているお店への潜入取材などをお届けしました。

喫煙ブースにはさまざまなタイプがあり、デザインも異なります。導入を検討する際はどのタイプを設置するのか、大きさはどうするのかなどを検討し、メーカーに問い合わせましょう。

分煙環境の実現におすすめの方法は、喫煙ブースの設置です。改正健康増進法の対策として、設置を考えてみることをおすすめします。

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<この記事の取材・執筆者 N.T>

1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。