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【現地レポート】「分煙は意味がない」は本当?実施する際におすすめの方法を紹介!

さまざまな場所で分煙が進んでいる現在では、飲食店やオフィスにおいて、喫煙可能な飲食店が少なくなりました。また、喫煙できるスペースそのものも減少しています。肩身の狭い思いをする愛煙者からすると「分煙は本当に意味があるのか」と疑問を抱く方がいるかもしれません。

そこで今回は、分煙は本当に意味があるのかどうかを解説します。また、分煙を実施する際におすすめの方法も紹介するので、分煙対策について詳しく知りたい方は参考にしてください。

世界保健機構(WHO)は分煙ではなく「完全禁煙」を勧告

分煙は意味がないと言われる一つの背景には、世界保健機構(WHO)が日本の受動喫煙対策に関して、より徹底を図るよう指示したことが挙げられます。以下の資料では、「受動喫煙の有害な影響をなくすには、屋内完全禁煙という方法以外にありえない」と明言されています。

(出典:世界保健機構「受動喫煙防止のための政策勧告」/http://www.nosmoke55.jp/data/0706who_shs_matuzaki.html

さらに、2021年の東京オリンピックに向けて世界保健機構の事務局長が来日した際も、政府に対して屋内禁煙の徹底を求める手紙を渡しました。

(参考:https://www.huffingtonpost.jp/2017/04/07/who_n_15861022.html

上記の例からもわかる通り、受動喫煙を防止する理想的な形は完全禁煙です。とはいえ、喫煙者が一定数存在する以上、その存在を無視することは簡単ではないのです。喫煙者と非喫煙者の両方が、同じ空間で過ごせる状態を目指すためには、分煙の実施が大きな意味を持ちます。

また、健康意識が高まりつつある現在、分煙を実施していない飲食店は、非喫煙者から敬遠される可能性があることも念頭におきましょう。

分煙を実施しないことによるリスク

分煙を実施しないことで想定されるリスクは、飲食店だけでなくオフィスにも存在します。想定される主なリスクは以下の2つです。

【社会的な信用を失う】

改正健康増進法が2020年4月より施行され、屋内が原則禁煙となりました。ただし、喫煙専用室や加熱式たばこ専用喫煙室といった、喫煙室の設置は認められています。法律でありますので、守らなければ、法律違反になります。

法律違反をすれば、都道府県知事などから指導・助言が入り、それでも従わない場合は命令が入ります。また、場合によっては20万〜50万円以下の過料が発生することもあるのです。

(出典:厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙」/https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/point/#anchor8

また、屋内完全禁煙にすることで、社員が路上などで喫煙をすれば、社員が法律違反を犯している可能性もあります。

社会全体としての取り組みを実施していなければ、企業が社会的な信用を失うことにもつながりかねません。

【社内の雰囲気が悪くなる】

喫煙者の割合は年々減少しており、現在は非喫煙者のほうが多くなっています。そのため、企業の中には喫煙者がいるにもかかわらず、喫煙スペースを設けていないところもあるでしょう。

しかし、現在はあまり聞かれなくなりましたが「タバコミュニケーション」という言葉があるように、タバコを吸う時間は喫煙者にとって重要なものです。そもそも喫煙ができないとなれば、喫煙者がストレスを抱く可能性があります。

その一方、分煙が実施できていなければ、タバコの煙やニオイを嫌う非喫煙者のストレスが増加するでしょう。「喫煙者VS非喫煙者」といった構図になりかねず、社内の雰囲気が悪くなる恐れを否定できないのです。

また、喫煙者が外の喫煙所にタバコを吸いに行けば、席に不在となる時間が長くなります。いわゆるタバコ休憩問題も、社内の雰囲気悪化の原因となります。

もっとも効果が期待できる分煙方法とは?

では、分煙を実施する際はどういった方法があるのでしょうか。代表的な方法としては、時間帯によって喫煙・禁煙と分ける「時間分煙」や、時間を限定せず一つの空間を喫煙・分煙に分ける「エリア分煙」があります。それぞれの詳しい方法については、以下の記事をご覧ください。

【現地レポート】分煙とは?種類ごとのメリット・デメリットと重要視される理由

また、そのほかの方法として、喫煙ブースや喫煙BOXを設置した分煙も効果的です。設置スペースが必要にはなりますが、清掃が簡単に済ませられるなど、他の分煙方法よりも負担が少なく済みます。一つの方法として検討されてみてはいかがでしょうか。

喫煙専用スペースで分煙を実施する飲食店に潜入取材!

今回は、分煙方法の中でも、喫煙専用スペースで分煙を実施する飲食店に潜入取材を行いました!喫煙専用スペースがあることでどういったメリットがあるのか、調べてみたいと思います。

最初に訪れたのは東京のJR五反田駅周辺です。多くの飲食店が立ち並ぶ有名なエリアですね。

駅を降りて少し歩いたところに、たこ焼きで有名なお店がありました!

17時の開店後すぐに訪れましたが、外から見るだけでもご覧のようにたくさんのお客さんが足を運んでいました。

そして、店内に入ると一人用の席も含め、7割ほどが埋まる状態になっていました。

そんなお店の奥側に設置されていたのが、喫煙専用スペースとなる喫煙ブースです。お店には約1時間滞在し、利用客の推移を確認したところ、なんと約10名が喫煙ブースを利用していました!

ランチの時間帯はもちろんですが、特に夜の時間帯においては、喫煙ブースの存在にありがたみを感じる方も多いと言えますね。

また、今回はもう一店舗にも足を運んでみました!次に訪れたのは東京の神田です。喫煙ブースが設置されているお店は「神田すずらん通り商店街」の中にあります。

少し歩いていくと、海鮮系の和食店を見つけました!お店の名前にも「魚」が入っている通り、魚料理が中心となっているようです。

今回はランチの時間帯に足を運びましたが、12時を過ぎると外は店内に入るための行列ができていました!それだけ人気店であることがわかりますね。

店内はご覧の通り満席で、写真を撮ることもはばかられる程でした。喫煙ブースはどこにあるのか探していたところ、2階の奥に設置されていました。

複数人が利用できる大きさの喫煙ブースとなっており、会話をしながら喫煙ができるのは嬉しいポイントではないでしょうか。

2つの店舗を巡って感じたことは、お客さんが多いお店での分煙方法は、やはり喫煙専用スペースの設置がもっとも手軽ではないかということです。

例えば、12時から14時を禁煙とするお店で、11:50分に店内が満員になっていたとします。喫煙者の方からすると、わずか10分が経過した時点で喫煙ができなくなるのです。お客さんに事情を説明する手間がかかるうえ、場合によってはクレームにつながる可能性もあります。

一方、喫煙専用スペースを設置しておけば、利用者は好きなタイミングで利用できます。灰皿部分の掃除などは必要になりますが、総合的な面で考えると、コスパに優れていると言えるはずです。

まとめ

分煙にはいくつかの種類がありますが、もっとも手軽に分煙を実施できるのは、喫煙専用スペースを設置する方法ではないでしょうか。

とはいえ、喫煙ブースを設置したいと考えていても、費用などが気になり導入に踏み切れないケースは珍しくありません。少しでも疑問がある場合は、販売元の担当者に問い合わせをしてみて、疑問がなくなってから導入することがおすすめです。

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<この記事の取材・執筆者 N.T>
1993年生まれ、大阪出身。大学卒業後さまざまな職を転々としたのち、2019年よりWebマーケティング会社に転職。Webライターとして活動を続け、2023年5月よりフリーランスに転身。野球やバスケットボールなど、スポーツ全般をこよなく愛する。